Stronglight 32
crankset

Stronglight 32 crankset

1950年頃に初めてのデュラルミン製シングル用クランクとして発表されたのが、この32です。
当時は既に49Aが発売されており、ダブル以上は49Aが使われていたようです。


1950年代初期の特徴として、表裏とも非常に大きく面取りされています。強度を保つためAcierの49Aと比較し32は幅が広くなっているため、なるべく細く見せるための加工と思われます。	右クランクには、右側を示す170 D(Droite)の刻印、左クランクには、左側を示す170 G(Gauche)の刻印があります。チェンリングには1950年代の特徴であるL.V.の刻印があります。


1950年代初期のクランクキャップは真鍮にクロームメッキされたものでした。これは二つ穴ですが、さらに古いものは四つ穴になります。	この頃のBBアクセルは中空のナット式で、ナットはワッシャーと一体となっています。


1950年のカタログ。この工具はどうなっているのでしょう？どなたか現物をお持ちでありませんか？	32と49Aが紹介されています。