MAFAC
TOP 63
brake caliper

団子4兄弟の次男がTOP 63です。Tiger発表から2年ほど遅れた1963年頃に発表となりました。
憧れのブレーキNo.1ではないでしょうか。

TOP 63はやはり、このセンタースターラップが特徴。 直付でスポルティフを作るのもよいですが、ルートモデルで直付せずに使うのもいいですね。		裏面。

側面。		TOP 63用の旧タイプ、プラスティック・レバー・カバー。(箱のイラスト参照)

小振りなTOP 63用チドリ。 TOP 63はアーム間隔が短いため、小振りなチドリを使用したのだと思います。		珍しい純正の箱。

箱のイラストにTigerの箱にはなかったプラスティック・レバー・カバーが追加されています。		TigerやRACER COURSEと同様にDURAL FORGE。

箱のイラストにはTigerの箱と同様、ダウンヒルするレーサーが描かれています。

当時の広告より

全てが新しいMAFACレーシング・ブレーキ
"TOP-63"
最もパワフルなサイクル・レーシング・ブレーキ

* 耐性鉄の鍛造された軽合金AG.5から作られる。

* 新たな調節可能な（特許を受けた）センタースターラップ。
   2つのメンバーは互いにスライドする。そして、寸法を変えることにより正しい「サイズ」になるブレーキは、全てのレーシング・サイクルに適合することができる。
  調整範囲は、縦方向で合計3/4インチに相当する。
  したがって、ブレーキは正確にリムと向き合う高さに調整することができる。
  これは、Mafac独自のものである。
  "Top-63"のブレーキシューは確実にリムと向き合うために正しい角度することができる。そして、同時に、最大の連結剛性がブレーキシューとスターラップの間にある。
  これは、Mafac独自のものである。

* スターラップ・メンバーは、とても短く、とても堅い。
  これは、格別の力を可能にして、ごくわずかなねじれで最大の制動力を保証する。
  これは、60m.p.hを上回っている速度での負荷テストで証明される。
  他のサイクル・レーシング・ブレーキでは、これにパフォーマンスに合うものを全く見つけることができない。

* 本当にバランスのよいセンター・プル動作は、リムの両方の側近の上で制動力が等しく、同時に作用することを保証する。
  もう一度、これは、Mafac独自のものである。

*ブレーキ・ピボットの接合部はブロンズ製のブッシュがはめ込まれる。そして、ブレーキ・ボルトは高張力鋼から作られる。

設計において、外観的において、パフォーマンスにおいて、品質において、
MAFAC "TOP-63"は独創的である。
それは、最もパワフルなサイクル・レーシング・ブレーキである。